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2006年10月15日 (日)

CINEMA「カポーティ」



 家の近所にあるWaener Mycal Cinemasが15周年記念で、今日だけ1000円均一で映画が見れたので、調度今本を読んでいる「カポーティ」を観た。

 カポーティは、言わずと知れた「ティファニーで朝食を」を書いたアメリカの人気作家だった。
 彼の作品に「冷血」というのがある。
 この小説は、実際の死刑囚を取材して書かれたもので、映画は、その取材を物語にしている。

 片田舎で一家4人が惨殺された記事を見たカポーティは、その事件を取材して、今までにないノンフィクションノベルを書こうと意欲に燃える。やがて、犯人ペリーが逮捕され、カポーティは獄中まで取材に出かける。ペリーが孤児だった事を知り、同じような孤独な幼少時代をすごしたカポーティは、次第に心を通わせていく。
 裁判ではいったん死刑が決まるが、カポーティは有能な弁護士をつけて、裁判を長引かせる。そうすることで、取材を続ける環境も守られたというわけ。しかし、ペリーは、事件当日の話は一切しなかった。そのため、カポーティは作品が書けなくなり・・・・。

 映画のキャッチコピーが

 何よりも君の死を恐れ、誰よりも君の死を望む。

 だ。
 
 ペリーの人生に結末が来なければ、カポーティのストーリーも完結しないというジレンマ。その一方で、書き進められ、垂れ流しになった前編は世間で絶賛されていくのだ。

 昨日のブログにも書いたが、

 利用は利用に復讐される。

 カポーティは、作家としては、この作品で更に名を上げた。
 しかし、人としては大きな痛手を背負ったようだ。
 この作品の後、彼が長編を完成させることはなかった。

 この映画を見る前は、「カポーティは作品のために悪魔に魂を売ったのか」と思っていた。しかし、ちがったようだ。人生、どうしようもなく響いてしまうことがある。それに忠実であり、それに打ちのめされたのだ。自分の人生にやられちまったみたい。
 「冷血」を書いてから19年後、心臓発作で他界している。

 でも、彼の言葉は、今も多くの人々の心に響いている。

 死ぬ気でやらなきゃ大したモンは出来ないぜ!
 と声がする(笑。

 

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コメント


tomto君、お久しぶりです!

北海道のnobuお兄ちゃんです。

・・・33年振りですが、覚えていますか?・・・って、無理か(笑)。
・・・むかし、練馬で遊びましたよ。

私は結局、本州へは戻らず、この北海道の地に根を下ろしてしまいました。いずれは帰農しようかと考えています(笑)。

頂いた君の本を読んでいて、ふと思い立ちタイトルと名前を検索したらこのブログに出会いました。熊野は亡くなった私の母の故郷の近くなのでとても懐かしく感じです。

北海道へ来る予定があったらぜひ一報下さい。
焚き火でも囲んで一杯やりましょう!

また遊びに来ます。

投稿: お兄ちゃん | 2007年5月15日 (火) 11時55分

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